エムティ精工株式会社
企業広報部
日本 NMT 7006 CE/P4A 精密アンギュラ玉軸受 15° 高速 E 型 単列無シール軸受
1 製品型式・寸法荷重・技術仕様
完全型式:7006 CE/P4A
型式記号解説
7006:70 シリーズ精密アンギュラ玉軸受標準寸法;
CE:15° 接触角、高速 E 型内部最適化形状;
P4A:P4A 超高精密公差等級。
標準寸法パラメータ
内径 d:30 mm
外径 D:55 mm
幅 B:13 mm
接触角:15 °
性能データ
基本動定格荷重 Cr:9.36 kN
基本静定格荷重 C0r:5.2 kN
許容回転数:
グリス潤滑:39 000 r/min
オイルエア潤滑:60 000 r/min
製品全仕様
接触方式:標準 2 点接触
列数:1(単体単列軸受)
輪構造:一体型内輪および外輪
内部設計:高速 E 型最適化設計
工場組合セット:無し
組合配置:無し
予圧仕様:不適用
公差等級:P4A 精密級
素材:軸受鋼
コーティング:無し
シール:無シール開放型
初期潤滑材:無し、潤滑システム現場設定
新品指標炭素フットプリント:0.4 kg CO₂e
製品正味質量:0.108 kg
eClass コード:23-05-08-04
UNSPSC コード:31171531
回転数注記:15° 接触角+高速 E 型軌道形状により転がり摩擦を低減し限界回転数に優れる。単体軸受は双方向軸荷重・転倒モーメントを受けられないため、通常 DB/DF/DT 組合せで使用。開放型のため外部防塵シールが必須。
2 製品構造・運転特長
日本 NMT 7006 CE/P4A は 7006 サイズ 15° 高速 E 型単列精密アンギュラ玉軸受。一体型軸受鋼輪、E 形状により転動体・軌道の接触摩擦を低減、油膜形成を改善し高速安定性を向上。
無シール開放構造でシール摩擦損失がなく、オイルエア潤滑に適合。工場出荷時潤滑剤無充填、組立時にグリス封入またはオイルエア配管を接続する。
軸受鋼は高硬度で寸法安定性に優れる。単列アンギュラは半径荷重+一方向軸荷重に対応。単独使用では剛性不足のため、高速主軸では 2 個組・4 個組で組込み、間座により予圧管理を行う。
3 核心性能メリット
1. 15° 高速 E 型内部形状:摩擦損失・発熱が少なく、限界回転数性能に優位。
2. P4A 超高精密等級:回転振れが微小で高速主軸の回転精度を維持。
3. 無シール開放構造:シールによる抵抗がなく超高速オイルエア潤滑システムに最適。
4. 軸受鋼素材:耐摩耗・耐疲労性良好、長時間高速運転で精度低下が少ない。
5. 7006 標準外形寸法:互換性が高く同サイズ軸受と容易に組合せ可能。
5 組立仕様・使用基準
5.1 組立環境・操作規範
P4A 高精度軸受は防塵クリーン環境で組立。軸・ハウジング嵌合面のバリ・異物を除去。制御熱嵌め推奨、軸受輪・軌道を直接叩かない。双方向荷重が作用する場合は 2 個以上の組合せ配置とする。
5.2 荷重と組合せ説明
単列アンギュラは一方向軸力のみ支持可能。双方向推力・転倒モーメント対策には DB 背面合わせ、DF 正面合わせ。大きな一方向軸推力には DT 直列配置を選定。単体に工場予圧はなく、セット組立後精密間座で予圧調整を実施。
5.3 潤滑マッチング方案
事前グリス無充填。連続高回転はオイルエア潤滑推奨;間欠中低速運転は高速グリス使用可。異種潤滑剤混合禁止、供給配管を定期点検。
5.4 回転数パラメータ備考
記載数値は基準限界回転数。負荷運転時 15%~20%回転余裕を確保、負荷増加に伴い運転回転数を低下させる。
6 日常メンテナンス・トラブル診断
組立後段階的低速慣らし運転を行い、温度・振動安定後に定格回転へ昇速。開放型に防塵機能がないため装置に外部ラビリンスまたは接触防塵シールを設置。
潤滑剤を安定供給しドライ摩擦を防止。異常昇温、振動・異音発生時は潤滑状態、組立同軸度、軸方向予圧、実負荷を順次確認。