エムティ精工株式会社
企業広報部
日本 NMT 7009 CDGATP/P4B 精密アンギュラ玉軸受 15° 全鋼 無シール単体主軸軸受
1 製品型式・記号解説
型式:7009 CDGATP/P4B
記号定義
7009:70 シリーズ軽量型精密アンギュラ玉軸受基本寸法
C:15° 接触角
D:無シール開放構造
GATP:汎用組合仕様、高速向け内部形状最適化、低摩擦・低発熱仕様
P4B:精密公差等級 P4B、測定荷重 B クラス
主要寸法
内径 d:45 mm
外径 D:75 mm
幅 B:16 mm
接触角:15°
構造:単列無シール単体軸受
転動体:軸受鋼玉
輪素材:高炭素クロム軸受鋼
出荷形態:単体ばら出荷、現場 DB/DF/DT 組合せ対応
予圧区分:測定荷重 B クラス、シムにより予圧調整可能
初期潤滑剤:無し
コーティング:無し
備考:定格荷重・限界回転数の公式資料は SKF へご請求ください。
製品全仕様
接触方式:2 点接触
軸受列数:1(単体軸受)
組合せ対応:可、背中合わせ (<>)、向かい合わせ (><)、直列 (>>)
工場事前組合せ:無し(単体ばら出荷)
精度等級:P4B 精密級
素材:全軸受鋼(全鋼軸受)
シール:無シール開放型
備考:15° 接触角は半径負荷性能に優れ、高速回転時の抵抗が小さく、半径荷重主体で軸荷重の少ない用途に適合。GATP 最適化内部形状により転動接触状態を改善し、高速域の温度上昇を抑制。全鋼構造は安定した剛性を持ち、各種潤滑剤に適合。単体ばら出荷のため主軸の受力状況に応じ 2 連支持構造を自由に設計可能。測定荷重 B クラスにより組立時弱・中・強予圧を正確に設定できる。開放構造はシールによる抵抗がなく、オイルエア潤滑・長寿命高速グリスに適応。内蔵潤滑剤なし、独立潤滑システムを必要とする。開放型に防塵機能がないため機械側にラビリンスまたはエアカーテン防塵を設置。2 連組合せ時は同一ロット品を推奨し荷重のばらつきを低減。
2 製品構造・運転特長
日本 NMT 7009 CDGATP/P4B は 7009 サイズ 15° 全鋼製高速精密アンギュラ玉軸受。内外輪および鋼玉に良質軸受鋼を採用し、軌道面は超精密研削加工を実施。独自 GATP 最適化内部形状により転動接触特性を改善し、高速運転時の発熱を効果的に抑制。15° 接触角は半径負荷を重視し限界回転速度に優れ、高速彫刻盤、精密研削盤、各種高速精密回転主軸に適している。
実績のある全鋼構造は信頼性が高く、多様な潤滑方式に対応可能。工場事前組合せを行わない単体仕様のため、DB・DF・直列など 2 連構成を自由に選定できる。測定荷重 B クラスに選別され、間座とシムを用いて予圧量を簡単に調整可能。低摩擦な開放仕様は、高速・低発熱・長期高精度運転を求められる主軸ユニットに幅広く活用される。
3 核心性能メリット
1. 15° 接触角:半径負荷容量に優れ、高速時摩擦損失が小さく限界回転速度が高い。
2. GATP 高速内部形状最適化:転動接触状態を改善し、高速運転時の温度上昇を低減。
3. 全鋼構造:実績のある安定剛性、潤滑剤との適合性が広い。
4. P4B 精密等級:回転振れを厳しく管理し長期加工精度を維持。
5. 単体自由組合設計:DB/DF/DT 各種 2 連レイアウトに柔軟に対応。
6. 無シール開放構造:シールによる動力損失なし、オイルエア高速潤滑に適合。
5 組立仕様・使用基準
5.1 組立環境・操作規範
P4B 精密軸受は防塵クリーン環境で組立。軸・ハウジング嵌合面のバリ、金属異物を完全除去。制御熱嵌め組立を推奨、軸受輪や鋼玉を直接叩くこと禁止。2 連組合せ時は同一ロット品を選定し特性のばらつきを抑える。
5.2 組合せと予圧説明
単体軸受のため工場組合せは無し。2 連・多連構成および目標予圧力はすべて現場の間座・調整シムで設定。B クラスは選定基準に過ぎず、組立後主軸軸方向剛性測定により実予圧を確認推奨。過大予圧は発熱増加・軌道早期疲労を引き起こすため回避する。
5.3 潤滑マッチング方案
事前潤滑剤無充填。間欠高速運転には専用高速主軸グリスを使用。長時間連続高速運転はオイルエア潤滑を優先し摩擦熱を速やかに除去。異種潤滑剤の混合禁止、潤滑配管を定期点検保守。
5.4 回転数パラメータ備考
定格荷重・限界回転数の公式データは SKF より入手。15° 接触角+GATP 最適構造により高速低発熱特性に優れるが、負荷・冷却条件に応じ安全余裕を確保し、高負荷時は運転回転数を低下させる。
6 日常メンテナンス・トラブル診断
組立完了後多段階低速慣らし運転を実施、温度上昇・振動が安定してから定格回転へ昇速。開放型軸受に内蔵防塵機能がないため、機械側にラビリンスまたはエアカーテン防塵装置を設置。
潤滑剤を連続安定供給しドライ摩擦を回避。異常昇温、異音、振動急増が発生した場合、潤滑供給状態、組立同軸度、予圧シム厚、負荷状況、防塵装置の健全性を順次点検。