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2026-08-14

エムティ精工株式会社
企業広報部

日本 NMT 7010 ACEGB/P4A 精密アンギュラ玉軸受 25° 全鋼無シール単体主軸軸受

1 製品型式・記号解説

型式:7010 ACEGB/P4A

記号定義

7010:70 シリーズ軽量型精密アンギュラ玉軸受基本寸法

ACE:25° 接触角

GB:標準選別単体、端面高さ・内部すきま基礎管理、現場組合せ用

P4A:精密公差等級 P4A

備考:HC 記号なし=全鋼仕様(鋼軌道輪+鋼球);GB 選別許容差は GA グレードより広い

主要寸法

内径 d:50 mm

外径 D:80 mm

幅 B:16 mm

接触角:25°

構造:単列無シール単体軸受

転動体:高炭素クロム軸受鋼球

輪素材:高炭素クロム軸受鋼

出荷形態:標準選別単体、同一ロット内で DB/DF/DT 現場組合せ可能

初期潤滑剤:無し

コーティング:無し

備考:定格荷重・限界回転数の公式資料は SKF へご請求ください。

製品全仕様

接触方式:2 点接触

軸受列数:単列単体軸受

組合せ形式:GB 標準選別単体、現場 DB 背中合わせ・DF 向かい合わせ・DT 直列組合せ対応

精度等級:P4A 精密級

素材:全鋼軸受(鋼軌道輪+鋼製転動体)

シール:無シール開放型

備考:25°ACE 接触角により半径剛性と軸方向負荷能力を均衡させ、一般的なフライス・研削複合荷重に適合。全鋼構造は信頼性が高く、GA グレードと比較し価格メリットがある。GB は標準選別ランクで寸法ばらつきが GA より大きいため、組合せ時は同一ロット品を選定しシム調整代を確保する。開放構造はシール摩擦損失がなくオイルエア潤滑に適合、事前充填グリスなしのため独立潤滑ユニットが必要。セラミック絶縁性を持たないため軸電流環境では電食が発生しやすく、リスクがある場合は 7010 ACEGA/HCP4A ハイブリッドセラミックへ変更推奨。開放型に防塵機構がないため装置側にラビリンスまたはエアカーテン防塵を設置する。

2 製品構造・運転特長

日本 NMT 7010 ACEGB/P4A は 7010 サイズ 25° 全鋼精密アンギュラ玉軸受単体。内外輪・転動体は高炭素クロム軸受鋼製、超精密鏡面研削加工。GB 標準選別基準に基づき端面高さと内部すきまを管理し、汎用工作機械主軸の組合せ要件に適応。

鋼製転動体は負荷能力が安定し、中速~一般高速切削に適合。単体出荷で工場事前組合せなし。主軸の負荷状況に応じ DB 双方向荷重配置、DF 高剛性配置、DT 一方向重荷重直列配置を選択可能。寸法一致性に対する要求が中程度の低価格彫刻フライス主軸、汎用マシニングセンタ主軸、従来型 NC 研削盤主軸などに活用される。

3 核心性能メリット

1. 25°ACE 接触角:半径剛性と軸方向負荷能力を両立、一般複合切削荷重に適応。

2. 成熟全鋼構造:負荷安定、GA グレードよりコスト競争力に優れる。

3. P4A 高精度等級:回転振れを厳格管理、中高速域の加工精度を安定維持。

4. GB 標準選別単体:汎用的な DB/DF/DT 現場組合せに対応、同一ロット内で互換可能。

5. 無シール開放設計:シールによる摩擦損失なし、オイルエア高速強制潤滑に最適。

5 組立仕様・使用基準

5.1 組立環境・操作規範

P4A 精密軸受は防塵クリーン環境で組立を実施。軸・ハウジング嵌合面のバリ、金属異物を完全除去。制御熱嵌め工法を優先し加熱温度を厳守。軸受輪・転動体を直接叩くことを禁止。組合せ用途は同一ロットの GB 軸受を選定する。

5.2 組合せと予圧説明

本製品は標準選別単体で工場事前組合せ品ではない。DB/DF/DT 配置および予圧グレード(L1/L2/L3)は現場シム調整により設定。高速運転時は過大予圧を避け、組立後に主軸温度上昇・振動測定を行い焼き付きを防止。双方向交番荷重は DB/DF、持続一方向大荷重は DT 直列配置を推奨。

重要注意:軸電流が発生する主軸では全鋼軸受に電食損傷が発生しやすい。該当現場は 7010 ACEGA/HCP4A ハイブリッドセラミック型式へ切替。

グレード留意点:GB 寸法ばらつき>GA、高光高精度加工主軸には GA グレードを選定。

5.3 潤滑マッチング方案

事前充填潤滑剤なし。間欠中高速運転は高速主軸専用グリス使用可。長時間連続高速運転の場合、摩擦熱を除去するためオイルエア強制循環潤滑を必須とする。異種潤滑剤の混合を禁止、潤滑配管を定期点検する。

5.4 回転数パラメータ備考

同サイズハイブリッドセラミック軸受より限界 DN 値が低い。軸方向負荷・冷却状況に応じ安全余裕を確保し、定常高負荷時は最高回転数を適宜低下させる。

6 日常メンテナンス・トラブル診断

組立完了後多段階低速慣らし運転を実施、温度上昇・振動が安定してから定格回転数へ昇速。開放型軸受に内蔵防塵機構がないため装置防塵システムを省略不可。

潤滑を持続供給しドライ摩擦運転を禁止。異常昇温、異音、振動急増が発生した場合、潤滑供給状況、組立同軸精度、予圧量、負荷条件、防塵装置健全性を順次確認する。