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2026-08-14

エムティ精工株式会社
企業広報部

日本 NMT 7012 ACE/P4ADBB 精密アンギュラ玉軸受 25° 全鋼無シール背中合わせ DB 組主軸軸受

1 製品型式・記号解説

型式:7012 ACE/P4ADBB

記号定義

7012:70 シリーズ軽量型精密アンギュラ玉軸受基本寸法

ACE:25° 接触角、大接触角仕様、軸方向剛性・負荷耐力重視

HC 表記なし:全鋼仕様(内外輪・転動体=高炭素クロム軸受鋼)

P4ADBB:P4A 超精密等級+DB 背中合わせ工場事前組合せセット

DB:Back-to-Back 背中合わせ、1 セット 2 個入り、工場内で事前選別組合せ

備考:CD (15° 高速)<CE (18° 均衡)<ACE (25° 軸荷重重負荷);DB=背中合わせセット、DF=向かい合わせセット、DT=直列セット;HC はハイブリッドセラミック、HC 無しは全鋼軸受

主要寸法

内径 d:60 mm

外径 D:95 mm

幅 B:18 mm

接触角:25°

構造:単列無シール軸受、2 個 1 セット、工場 DB 背中合わせ事前組合せ

転動体:高炭素クロム鋼ボール

輪素材:高炭素クロム軸受鋼

出荷形態:DB 事前組合せ完成セット、現場での組合せ選別不要、背中合わせ組立に直接使用可能

初期潤滑剤:無し

コーティング:無し

備考:定格荷重・限界回転数の公式資料は SKF へご請求ください。

製品全仕様

接触方式:2 点接触

軸受列数:単列、2 個 DB 組合せセット

組合せ形式:工場事前組合せ背中合わせ DB セット、双方向荷重支持に対応

精度等級:P4A 超精密級

素材:全鋼精密軸受(鋼軌道輪+鋼製転動体)

シール:無シール開放型

備考:ACE 25° 大接触角仕様は、15°CD、18°CE 型式と比較し軸方向剛性・負荷耐力が優位、双方向交番軸切削負荷が継続する工况に適合。限界回転数は小接触角品より低下する。本品は全鋼軸受でハイブリッドセラミック品よりコストメリットがあるが絶縁性を持たない。ビルトインモータ主軸で軸電流による電食リスクがある場合は HC ハイブリッドセラミックシリーズを選定する。

工場 DB 事前組合せにより 2 個の端面高さ・すきまが統一選別済み。背中合わせ配置により転倒モーメント耐性に優れ主軸剛性が高く、現場での軸受選別作業を省略できる。開放構造によりシール抵抗なし、オイルエア連続強制潤滑を推奨、グリスによる長時間高速連続運転に不向き。防塵機構内蔵なし、装置側にラビリンスまたはエアカーテン防塵を設置する必要がある。

2 製品構造・運転特長

日本 NMT 7012 ACE/P4ADBB は 7012 サイズ 25° 全鋼超精密アンギュラ玉軸受 DB 組合せセット。内外輪および転動体は高炭素クロム軸受鋼を超精密鏡面研削。工場にて 2 個一組で DB 背中合わせ選別を実施、高さ差とすきまレンジを統一管理。

25° 大接触角の幾何構造により軸方向剛性に優れ、双方向交番軸荷重・転倒モーメント作用時の変形が小さく加工安定性が高い。全鋼仕様は動作安定性に優れコストパフォーマンス良好。一体型 DB セットは軸電流問題のないベルト駆動 NC フライス主軸、金型加工主軸、汎用精密ボーリング主軸に広く採用。

3 核心性能メリット

1. 25°ACE 大接触角:軸方向負荷耐力・転倒剛性に優れ、双方向交番軸切削工况に適する。

2. 全鋼構造:技術的に安定、ハイブリッドセラミック軸受より経済的、軸電流のない用途に最適。

3. P4A 精度+工場 DB 事前組合せ:2 個間寸法一致性が高く、現場組合せ作業を削減、組立効率向上。

4. 無シール開放構造:シール摩擦損失を除去、オイルエア潤滑ハイエンド主軸の設計仕様に適合。

5. DB 背中合わせ組合せ特性:双方向軸荷重を支持し転倒モーメントに強く、半径・軸方向複合荷重が作用する加工現場に適応。

5 組立仕様・使用基準

5.1 組立環境・操作規範

P4ADBB 超精密軸受セットは恒温防塵クリーンルームにて組立推奨。軸・ハウジング嵌合面のバリ、粉塵、金属異物を完全除去。制御熱嵌め工法を採用、軸受輪へ強打禁止。同一セット内 2 個の軸受を分割し他単体軸受と混用してはならない。

5.2 組合せと予圧説明

工場事前組合せ DB 完成セットのため、背中合わせ配置を維持しレイアウト変更禁止。主軸設計に応じ軽予圧または中予圧を採用し、シムにより予圧量を精密調整。⚠️高速連続運転用途で重予圧は昇温過大のため推奨しない。

選定目安:①軸電流が発生し絶縁が必要 →7012 ACE/HCP4A ハイブリッドセラミックシリーズ;②持続一方向重負荷 →DT 直列組合せ品;③回転数と負荷を両立 →7012 CE シリーズ;④超高速軽負荷用途 →7012 CD シリーズ。

5.3 潤滑マッチング方案

事前充填潤滑剤無し。長時間連続高速重負荷運転にはオイルエア強制循環潤滑を必須とする。短時間間欠運転のみ高速主軸専用グリス使用可。油路にフィルタを設置し油清浄度を定期監視、異種ブランド潤滑剤の混合禁止。

5.4 回転数パラメータ備考

限界 DN 値は同サイズ 15°CD、18°CE 軸受を下回る。重負荷運転時は回転数安全余裕を確保、長時間高温環境下では定格運転回転数を適宜低下させる。

6 日常メンテナンス・トラブル診断

組立完了後多段階低速で長時間慣らし運転を実施、温度上昇・振動が安定してから段階的に定格回転数まで昇速。開放型軸受に内蔵防塵部品なし、主軸先端防塵シール構造を省略不可。

清浄な潤滑剤を継続供給し、断油によるドライ摩擦を回避。異常昇温、持続異音、振動急増発生時、順次確認:油路供給状況・清浄度、過大予圧の有無、組立同軸度、防塵シール健全性、切削負荷過大の有無。